独自成人理論

成人の年齢が18歳に引き下げって話だが、
持論として唱えていたのは22歳への引き上げなのである。

それは単純に考えて、義務教育がいつまでなのかという事に直結するわけだが、
昔の子供の成長の流れは、
小学校→中学校→高校→就職
これが基本パターンで大学に行く人は少数派。

普通に社会に出る年齢として18歳が多かったわけ。

んで今のパターンは、
小学校→中学校→高校→大学→就職
という流れが主流だろう。

義務教育ではない高校も既に義務教育的になり、
自主的に学ぶ大学ですら大半の人間が行くようになっている。

社会に出るから、
「子供じゃないんだからしっかりしろ」
と言われ、大人として扱われるのは当然で、
それが昔のボーダーだと18歳だっただけ。

今は大学に行くのが一般的な流れだから、
22歳で就職し社会に出るわけで。

学生を大人として認定してどうするのか?

親元から学校に通っていたり、
仕送りをしてもらっていたり、
そういう子供をなぜ大人にしてしまうのか?

どう考えても成人は22歳に引き上げるべきだと思うのはおかしいのだろうか?

精神的に若い人間が増え、寿命も延びて、生きていく時間は長くなっているわけだ。

性の若年化というか、学生のうちに妊娠や出産、中絶など、
そんなことは昔からよくあったわけで。

成人の年齢を引き下げるというのは、
未成年と付き合うと犯罪になるとか、
そういう事を危惧したお偉いさんでもいたかのというくらい、
意味の無いことのように思えてくる。

若者には早くから責任感を持ってもらいたいという気持ちもわかる。

が、成人年齢の引き上げで変わるものはあるのか?

今後、「成人」と「20歳以上」という言葉が入り乱れて、
最初のうちはややっこしい事になるような気がするが、
とはいえ、これで日本が少しでも良くなると思って発案した人がいるのであれば、
少しはこの施策に期待したいところもあるのが正直な話。