つくづく、人間っていうのは巡り合わせなんだなと思う。
多くはないが、時々、面白い出会いというのがある。
1環境に1人くらいの割合で、影響を及ぼしてくれる人に出会う。
才能があり、努力をしていて、眩しいほど輝いている優秀な人間なのに、こんなオレを過剰評価してくれる人がいる。
そしてそんな人が、第一印象で思ったことを、正直に伝えてくれる。
それはとても図星であって、たぶん、ちょっとした言い回しで、拒絶反応が出る内容であったとしても、タイミングやきっかけ、熱意や言葉によって、すんなり受け入れる事が出来る。
思考が変われば 言葉も変わる
言葉が変われば 行動も変わる
行動が変われば 習慣も変わる
習慣が変われば 運命も変わる
ちょっと、はしょってはいるが、ガンジーの言葉の一部。
この話を持ち出され、自分で自分を下げて言い過ぎている、もったいなくて怒りすら覚える、もっと自信を持っていいと言ってくれる。
似たような言葉は何度か聞いたことがあったが、言葉の解釈をロジカルに説明され、こんなにもすっと聞き入れることが出来たのは珍しい。
オレと仲良くしてくれる人達は本心で、もっと自信を持ったほうがいいと言ってくれるが、自信っていうのは、なかなか持てるものじゃないし、どうしたら自信が持てるのかはわからなかった。
そもそも、ネガティブというのはオレのアイデンティティであって、それを崩すのは自己が崩壊する可能性があるから、正直抵抗があり、難しい部分だと思っていた。
だけど、この話を聞いて、仕事の部分だけでも、ネガティブなことを言うのは止めるべきであって、改める必要があると強く感じた。
しかし、全てをさらけ出し、ネガティブな部分を隠さずに生きてきた人間にとって、表に出せなくなったネガティブを溜め込み、それを耐えることはとても難しい事だとも思えた。
だが、その溜め込んだネガティブを発散する場所は、この1年間で築き上げてきている。
むしろその場所では、溜めて溜めて、圧縮したネガティブを爆発させた方が、今まで以上に好転していくかもしれない。
たぶん、こういう環境が出来上がった上での言葉だったから、腑に落ちた部分もあり、やはりタイミングというのは重要なんだと痛感する。
思考は止められないが、言葉は選択出来るし、止められる。
オレほどネガティブな発言をしている人間にはあまり出会った事がないし、そのネガティブな発言をする事によって、本来プラスである部分を相殺していたと仮定すると、オレにはとてつもない伸び代があるんじゃないかという確信めいたモノまで生まれてくる。
この話の流れで「プロになる目安は1万時間」という話題が出て、考えてみると唯一やってきた事といえば、子守唄を聞き続けてきたという事くらいなモノ。
だからこそ、今の発散の場が出来上がり、それを継続し続けていられる、ある意味必然だったのかもしれないと、ここでも話が結びつく。
仕事とプライベートの絶妙なバランスを感じ、全てにおいて、プラスの流れが来る予感がしているのは、たぶんいい事なんだと思う。
別に自分に自信を持つわけでなく、自らを卑下しなくなるだけで、いつも自ら相殺していた自信というものが自然と生まれてくる。
言葉を選ぶ事で自分だけではなく、周りの人間にも影響を与えるわけだから、ここを変えるだけで、周りの流れも確実に良くなる。
ネガティブはクリエイティブだから、思考は変えたいとは思わない。
だけど言葉は選ぶことが出来るから、変えることは出来る。
発言を変えることで、自らの行動も変わり、周りの行動も変わる。
そしてそれは、今までの悪しき習慣すらも変え、止まっていた人生も動き出す。
そこで生まれた歪みは、1万時間が構築した自分の世界で発散する。
その世界はネガティブであればあるほど、プラスに転じる。
久しぶりにパズルのピースが綺麗にハマった気がした。
そして、久しぶりに、数年後に読み返したらとてつもなく恥ずかしいであろう日記を書いた気がしたw